March 17, 2008

実録無痛分娩(二人目)・その4 <途中経過抜粋〜入院まで>

4月某日

K産婦人科へ。
やたらと丁寧な内診。触診あり。触診は苦手だ……。
子宮ガン等のトラブル診査もあり。異常なし。ほっ。

超音波画像は、毎回ビデオに無料録画してくれるのだそう。

紹介状をあとあと書いて貰うことなどをお願いし、診察は終了。

今回の大きさだと少し週数に対して大きいので予定日が出せないとのこと。
2週間後にまた来るよう指示。

動いている画像のベビをみて嬉しくなる。

この時期は胎動もないし、毎日娘の世話があるし、
今回はつわりもないので超音波を見ていないとちーっとも実感がわかないのであった。


4月某日

K産婦人科へ。またも触診あり。毎回触診ありなのか?経腹になったらなくなるのか?

今回も大きさが微妙で予定日が難しいとゆう。

また2週間後に行くことに。
ビデオを持っていくのを忘れたら、無料で新しくビデオを追加してくれた。


4月某日

噂には聞いていただが、お腹が出るのが早い。
一度皮がのびているからなのか。
んが、デカパンはまだ大きい。


4月某日

もう胎動を感じる。
早い人は13週かららしいので、感じてもおかしくない。
胎動を知らなかったら、これを胎動だとは気がつかなかったかも。
ワクワクする。


5月某日
触診あり。血液検査あり。こんなに時間をかけて血を抜かれたのは初めてだ。
抜かれている間の先生の、んふ〜、んふ〜という息づかいに吹き出しそうになる。

血管が細いといわれる。いわれたことない?と。

あります。何度も。

今回も大きい状態ではあったが、
プラスマイナス1週間の範囲内なので
予定日は11月18日決定で行きましょう、とのこと。

赤ちゃんは元気に動いていた。

次回は4週間後。


5月某日

デカパンがゆるくなくなった。


6月某日

まだそんなにお腹は目立たない時期。

花さんに、今後抱っこはあまりできないと説明してみる。

後半いきなり抱っこができないのはなんなので
早めにいってみたところ、やはり納得がいかない様子。

お腹に赤ちゃんがいるんだよ。というと
「あかちゃんいないよ!」と怒る日も度々。


7月某日

夏妊婦がこんなに暑いだなんて!
暑い!暑すぎる!
一人目の時、夏はたいしてお腹が大きくない時期だったのと、
冷房ガンガンビルにてほとんど過ごしていたため
気にならなかったのだろうか。
あの時と違いすぎる。

花さんにはあいかわらずこう言い続けている。
ママはお腹に赤ちゃんがいるんだよ。
花ちゃんはお姉ちゃんになるんだね。
赤ちゃんってかわいいね。
一緒にかわいがってあげようね。

花さんが、
あかちゃんなんていない!という事が全くなくなった。
コッコちゃんと命名しながら声をかけてくれる日もあれば、
あたしにも赤ちゃんがいるんだよと、はりあう日もあり。

お腹が大きくなってきたことで
外出先で花さんをトイレに走り連れていくのがつらいので、
外出ではオムツにしてもらうことに徹底する。
せっかく覚えたトイレが台無しになるのではないかと心配しつつ。


8月某日

夏妊婦、暑すぎる……。
冷房嫌いだった私はどこへ。

見た目はすっかり妊婦。

一人目の時と違い、毎日ハード。
走りだす娘のところへダッシュ!とかそういうハードさ。

かといって運動しているわけではないので体力はつかない悲しさ。

お腹のお子にはなしかけてあげることがなかなかできない。

お腹は重いのに、
夜になってようやくお腹に命があることに気づく日も。


9月某日

お腹はどんどん大きくなり、
腹筋が弱くなっているせいか花さんの抱っこがきつい。
ベビーカーに乗せたり降ろしたりでさえも。

来月はもう遠出はやめた方が良さそうだからと今回を最後に
電車で20分ほどの吉祥寺へ花さんを連れて友人に会いに。

次の日、動けなくなるほどお腹が張り、
ハイハイしかできなくなる。

切迫早産はまだしたくない。

お子の生存もさることながら、娘の毎日も心配。
もちろん体は最悪。動けないのだから。


10月某日

後半からは臨月だ。
切迫早産するかもしれないと思ったけれど、
張り止め(ウルペティック)と併用で
抗生剤(膣錠)を入れたことが効いたのか、通常の経過へ。

子宮口は1〜2cm開いたまま、
なんとか乗り切ったらしい。

早産は細菌が原因になることが多いそうだ。

お腹の張りに関しては、
そもそも腹筋の緊張のピークは31、32週なのだそうで、
思ってみればちょうど大変だったのはその時だ。


11月第1週

37週目の診察。
入院日を決定するかもしれない日。

まだ子宮口が開いてくる気配がないので、
また来週きてくださいといわれる。

一番最初の診察では38週に入院することが条件といわれたのですが?

「あの……。心配なのは、破水なんです。
前回の出産は38週と5日で破水したことで、
そうすると来週になってしまうのですが。
それだけが心配で。
破水してからだと間に合わなさそうなので。
破水した場合はまずこちらに連絡すればいいでしょうか。」

ああそれだったら、
では来週の38週と5日の曜日で入院にしましょう。とのこと。

薄々思ってはいたが、
この病院では、いろいろと自身の意見をもってして
主張しないと大変なことになりそうだ。

簡単な進行を説明される。
17時入院、
徐々に子宮を広げて
翌日の午前〜昼ぐらいに出産予定でお産を進めるとのこと。


11月入院当日(9日)

雲一つない晴天。某番組の血液型占い選手権も1位。
結果のいい時だけ占いを信じる私には願ってもないこと。

午前中は娘のプールの付き添い。
ゆっくり花さんのお稽古を見守れるほんとにほんとの最後の日。
親から離れて、自分の考えで自分で行動する娘の姿が、誇らしく愛おしい。

お腹の外からコッコちゃんをデジカメとビデオにおさめ、
午後イチでダンナさんの運転で花さんをばあばの家へ。

この1週間の花さんのシミュレーションはこうだ。

「いってきなさいね、ママ。待っててあげるから」
「病院、一緒にとまる」
「病院とまらないで」
「まってんね。帰ってきたらかるたしようね」
「早くコッコちゃんにあいたい」
「コッコちゃんと一緒に遊ばない」

その都度、いうことがマチマチ。

母が病院に泊まり、
弟が生まれることはわかっているけどわかってない。そんな感じ。
おセンチになりすぎてはいない様子。

バアバの家に着くと、
てってけて〜と玄関から見えない奥に行ってしまった。

「ママいってくるよ〜!がんばってくるね〜!」

大きな声でいってみた。

部屋の奥から

「は〜い、ジャネ〜!」

苦笑。頼もしいけど、顔を見せほしいぞ〜。

奥でバアバに「ほらお顔みていってらっしゃいって行って来なさい」といわれ

だらだら玄関にやってきて「バ〜イバ〜イ」だって。

帰宅して、もぞもぞ洗濯をしたりたたんだりしているといざ出発の時間。

産んでくるぞ〜。

続く